モバイルシステム技術検定2級の過去問はある?
公開はサンプル問題12問だけ。代わりの練習法
- 過去問は公開されていません。MCPC の公式ページで公開されているのは、サンプル問題12問と解答(PDF)だけです。解説はありません。
- サンプル問題には、穴埋め・組み合わせ・長文・正しいものを選ぶ・誤ったものを選ぶの5つの形式がそろっていて、本番の形に慣れるのに役立ちます。
- 12問では全13章の範囲を確かめきれないので、公式テキストを章ごとに読み、章ごとに問題を解く練習で補います。
公式の過去問は公開されていない
モバイルシステム技術検定2級を実施する MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)は、過去問を公開していません。公式ページで公開されているのは、次の2つだけです。
| 公開されているもの | 中身 |
|---|---|
| サンプル問題(PDF) | 12問。本番と同じ4択 |
| 解答(PDF) | 12問の正解の番号だけ。解説はない |
本番の試験の合格基準と解答も、非公開とされています。つまり、本番の問題を事前に見る方法はなく、手に入る公式の問題はサンプル問題の12問だけです。
サンプル問題から分かること
12問しかありませんが、本番と同じ形式がそろっているので、どんな問われ方をするのかがつかめます。
- 長文の問題は、1つの図と文章に4問が続く形です。図の中の空欄に入る装置の名前を、4問続けて答えます。1問目でつまずくと、残りもまとめて落としやすい形式です。
- 「不適切な記述を選ぶ」問題があるので、問題文の「適切」「不適切」を読み落とさないことが大切です。
- 選択肢には、同じ分野の似た用語が並びます(例: 暗号の方式どうし、ネットワークの装置どうし)。
サンプル問題の PDF は2022年に作られたもので、いまの公式テキストより前の内容も含まれます。形式に慣れるために使い、内容は公式テキストで確かめるのがよい使い方です。
過去問の代わりにできる練習
過去問がないので、自分で「本番に近い問題を解く機会」を作る必要があります。
- サンプル問題を、時間を計って解く: 12問を12分くらいで解き、形式と時間の感覚をつかみます。最初に1回、仕上げにもう1回解くと、伸びが分かります。
- 章を読むごとに、その章の問題を解く: 全13章から出るので、章ごとに問題で確かめます。章ごとの出題のポイントは「第3章 無線アクセスネットワーク技術の要点」のような章の要点の記事にまとめています。
- 本番と同じ100問・100分を通しで解く: 試験の前に一度は、時間を計って最後まで解き、1問約60秒のペースを体で覚えます。
間違えた問題は、正解だけでなく「ほかの選択肢がなぜ違うか」まで公式テキストで確かめると、似た用語が並ぶ選択肢に強くなります。
試験の範囲と難しさは「難易度は?合格率60.7%と難しくなる理由」、勉強の計画は「勉強時間の目安と1か月の計画」にまとめています。
第1章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第1章(無料体験)の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
2009年頃から提唱され始めた概念で、ネットワークにつながった機械同士が、人間の介在を必ずしも必要とすることなく情報を互いに交換し、最適な制御を自動的に行うシステムを1と呼ぶ。
答えと解説を見る
正解は 4(M2M)です。
【概要】
M2Mは機械同士が人の介在なしに自律的に情報交換や自動制御を行うシステムである。M2MはIoTに包含される概念と整理されている。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. UMPCあなたの解答 UMPCは超省電力化と小型軽量化を追求した超小型PCであり、機械同士の通信制御システムではない。
- 2. VPNあなたの解答 VPNは共有網上に暗号化等で仮想的な専用路を構築する技術であり、自律的な機械間制御の仕組みではない。
- 3. NFCあなたの解答 NFCは近距離無線通信技術でありICカード等に用いられる接続手段であって、自動制御システム全体を指す概念ではない。
- 4. M2M正解あなたの解答 空欄(1)に入る用語であり、ネットワーク接続された機械同士が自動制御を行うシステムの定義と一致する。
問2
1999年にNTTドコモがサービスを開始した1を機に、携帯電話にブラウザやメーラーが搭載されるようになり、モバイルインターネットが広く普及する大きな要因となった。
答えと解説を見る
正解は 3(iモード)です。
【概要】
1999年に登場したiモードはブラウザやメーラーを備えた情報通信端末の先駆けである。モバイルインターネット普及の契機となった。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. movaあなたの解答 movaは1990年代に展開されたPDC方式の2G端末・サービスブランドであり、1999年開始のWeb接続機能ではない。
- 2. FOMAあなたの解答 FOMAは2001年に世界に先駆けて開始された3G通信サービスであり、1999年のモバイルインターネット開始機能ではない。
- 3. iモード正解あなたの解答 空欄(1)に入る用語であり、1999年に開始されブラウザ等の搭載でインターネット普及に寄与した歴史と合致する。
- 4. Xiあなたの解答 Xiは2010年に提供が開始されたLTE方式(3.9G)の通信サービスであり、1999年のブラウザ搭載型サービスとは時期が異なる。
第1章の136問は、登録なしでそのまま解けます。解説と図解も同じ形で付いています。
よくある質問
試験のあとに、本番の問題や解答は公開されますか?
公開されていません。MCPC の公式ページには、合格基準と解答は非公開と書かれています。本番の問題を見直せるのは、受けた人の記憶の中だけです。
サンプル問題は、いまのテキストの版に合っていますか?
サンプル問題の PDF は2022年に作られたもので、いまの公式テキスト(第11版)より前のものです。形式に慣れるのには使えますが、内容は第11版のテキストで確かめてください。テキストの版は「テキストは第11版。第10版でも大丈夫?」にまとめています。
サンプル問題だけで合格できますか?
サンプル問題は12問しかなく、全13章の範囲を確かめきれません。サンプル問題で形式に慣れたら、章ごとに問題を解いて範囲を埋め、試験の前に本番と同じ100問・100分で通して解いておくと安心です。
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試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月27日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。