モバイルシステム技術検定2級の合格点は?
合格基準は非公開。目標は「7割を安定して」
- 合格点(合格基準)は公開されていません。合否は、試験が終わるとすぐ画面に表示されます。
- 合格率は約60%です(MCPC の公表値。2024年3月の資料で60.7%)。10人受けて4人が不合格になる試験です。
- 勉強の目標は、本番と同じ100問の模擬試験で7割以上を、2回続けて取ることをおすすめします(もちこ道場の考え方。理由は下で説明します)。
合格点が公開されていないとは
主催する MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)の公式ページには、合格基準は非公開と書かれています。解答も公開されず、合否についての問い合わせにも応じていません。
試験はテストセンターのパソコンで受ける CBT 形式で、100問を100分で解きます。答えはすべて4つの選択肢から1つを選ぶ形です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題数・時間 | 100問・100分(1問あたり約60秒) |
| 答え方 | 4択(形式は穴埋め・長文・正しい記述・誤った記述など5つ) |
| 合格基準 | 非公開 |
| 合否が分かる時 | 試験が終わってすぐ、画面に表示 |
インターネット上には「6割で合格」「7割必要」といった書き込みがありますが、どれも公式の発表ではありません。数字を当てにするより、どの回・どの問題の組み合わせでも落ちない実力を目標にするほうが確実です。
合格率から見た難しさ
合格点は分かりませんが、合格率は MCPC が公表しています。2級は、MCPC の検定の中でも合格率が低いほうです。
難しくなる理由は2つあります。1つは、範囲が公式テキストの全13章と広いこと。5G・無線LAN・セキュリティ・生成AIまで、毎回まんべんなく出ます。もう1つは、1問60秒で解き切る必要があることです。知っている問題でも、迷って時間を使うと最後まで届きません。
目標を7割にする理由
合格基準が分からない試験では、「ぎりぎり合格」を狙うと、苦手な章が多く出た回に落ちてしまいます。もちこ道場では、次の理由から模擬試験で7割を2回続けてを目標にしています。
- 本番の問題は毎回組み合わせが違うため、模擬試験の得点は回によって上下します。1回だけの7割は、たまたまのこともあります。
- 本番は初めて見る問題です。何度も解いた問題での得点は、実力より高く出ます。
- 時間の圧力があります。家で時間を計らずに解くより、本番は得点が下がりやすくなります。
7割に届かせる勉強の順番
- 公式テキストを1回通して読む。細かく覚えようとせず、全13章の地図を作ります。
- 章ごとに問題を解き、間違えた選択肢をテキストで確かめる。正解だけでなく「ほかの選択肢がなぜ違うか」まで見ると、似た用語の区別がつきます。
- 100問・100分の模擬試験を時間を計って解く。7割に届かない章を見つけ、その章だけを解き直します。7割を2回続けて取れたら、受験の申し込みをする目安です。
勉強時間の目安と1か月の計画は「モバイルシステム技術検定2級の勉強時間」にまとめています。
第1章の問題を2問、解いてみる
もちこ道場の第1章(無料体験)の問題です。演習画面と同じ解説(図解・選択肢ごとの解説)を付けています。
問1
LTEのデータ通信ネットワーク上で音声サービスを提供する技術で、モバイルネットワークをALL-IP化へと推し進めた技術を1と呼ぶ。
答えと解説を見る
正解は 3(VoLTE)です。
【概要】
VoLTEはLTEのデータ通信網上で音声サービスを提供する技術である。従来の回線交換によらずパケット処理することでネットワークのALL-IP化を推進した。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. VoIPあなたの解答 VoIPはIP網上で音声データをパケット伝送する汎用技術の総称であり、LTE網に特化して高度化された音声通話方式ではない。
- 2. MIMOあなたの解答 MIMOは複数のアンテナを用いて通信の高速化や品質改善を図る無線技術であり、IP網上で音声通話を実現する技術ではない。
- 3. VoLTE正解あなたの解答 空欄(1)に入る用語であり、LTEパケット網上で音声通話を提供しモバイルネットワークのALL-IP化を推進した技術である。
- 4. QAMあなたの解答 QAMは電波の振幅と位相を変化させてデータを伝送するデジタル変調方式であり、データ網で音声を扱う技術ではない。
問2
LTE-Advanced方式における代表的な技術で、複数の周波数帯を束ねて同時に利用することで、データ通信の高速化を図る技術を1と呼ぶ。
答えと解説を見る
正解は 2(キャリアアグリゲーション)です。
【概要】
キャリアアグリゲーションは、複数の異なる周波数帯を束ねて同時に送信や受信を行いデータ通信の高速化を図る技術である。
【図解】実験的機能
図解は実験的機能です。内容を簡略化しているため、公式テキストの記載と異なることがあります。
【各選択肢の解説】
- 1. ハンドオーバーあなたの解答 通信中の端末が移動する際に接続基地局を自動で切り替えて通信を維持する技術であり、帯域の複数利用とは無関係である。
- 2. キャリアアグリゲーション正解あなたの解答 複数の周波数帯を同時に組み合わせて利用することで、高速なデータ伝送を実現する技術であるため空欄(1)に適合する。
- 3. ローミングあなたの解答 自社網のエリア外で提携する他社や海外事業者の通信網を一時的に利用する仕組みであり、通信速度の向上策ではない。
- 4. オフロードあなたの解答 携帯電話網のトラフィック混雑を緩和するために通信を無線LAN等へ誘導・分散させる手法であり、帯域合成ではない。
第1章の136問は、登録なしでそのまま解けます。解説と図解も同じ形で付いています。
よくある質問
6割で合格できるというのは本当ですか?
公式の発表はなく、確かめられません。合格率が約60%であることと、合格点が6割であることは別の話です。6割を狙うのではなく、模擬試験で7割を安定して取れるまで準備しておくと安心です。
試験が終わったあと、得点は分かりますか?
合否は試験の終了後すぐに画面に表示され、試験結果通知書はあとでマイページからダウンロードできます。通知書にどこまで書かれるかは公式ページに書かれていないため、受験の案内で確かめてください。
過去問で合格点の感覚をつかめますか?
過去問は公開されていません。公開されているのは公式のサンプル問題だけです。本番と同じ形式の問題で、100問・100分を通して解く練習をするのが近い方法です。
もちこ道場
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試験の日程・受験料・合格率などの公式の情報は、2026年10月26日にMCPC の公式ページで確認しました。最新の情報は公式ページで確かめてください。